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~蠍の幻想曲~

~蠍の幻想曲~

神楽~第五章~ 

私は目覚めた。

あたりを見回したがなにもみえない

一カ所だけ月の光がこぼれ込んでいた

「ここってどこだろう」

私はそう思い立った

その奥に一つの人形が置いてあった

月の光で何とか見える

その人形は髪は黒で長く私に似ていた。

その人形の顔を触り髪を触った。

そのとき何処からか声がした

「起きたのね」

その声は私の触っている人形の方から聞こえた

私はその人形から離れたそしてだれ?っとつぶやいた

「私。あなたの前にいる」と声は云う

まさか・・・あなた?

「そう私。」

雫は目の前の人形にちかずいた。

その瞬間胸に何かが当たった

「え?」

私はすぐに胸に手を当てた

何かが刺さっていた。

だがなぜか血は出ていない

私はそのまま人形を見たまま床に倒れ込んだ



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